• 2020年9月9日
  • 専守防衛の形骸化が懸念されます
  • 安倍政権は、迎撃ミサイルシステム「イージスアショア」の配備を停止したので、その代わりに突如として敵基地攻撃能力の保有を言い出しました。敵基地攻撃能力の保有とは、弾道ミサイルの発射基地などを直接破壊できる能力を持つことです。歴代自民党政権は、他の手段がない場合のやむをえない必要最小限度の措置として法理的には自衛の範囲内で可能だが、日本は保有しないとしてきました。



    想定されるのは北朝鮮です。北朝鮮のミサイルは、事前に察知されやすい発射前に液体燃料を注入し発射するやり方から、固体燃料に進化し、その結果瞬時に発射が可能になりました。また移動式の大型発射台で山林に隠しながら発射することも可能になりました。北朝鮮のミサイル拠点を把握し一斉に攻撃できなければ、残ったミサイルで反撃され日本は甚大な被害がでるでしょう。



    今の自衛隊には、北朝鮮領土内の拠点を確実に把握する装備も予算もありません。拠点の把握や攻撃のために米軍との連携を深化させれば、日本の専守防衛の形骸化や憲法違反の可能性も出てきます。私は、専守防衛を堅持し、外交努力を尽くすべきと考えます。


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