マスコミが行う内閣支持率、政党支持率等の世論調査があります。電話を掛けた件数、回答した件数は出ますが、答えた方の年齢構成はあまり出ません。電話での質問それも電子音での質問に最後まで答える方の年齢構成はどうなのかと考えます。私が知る同様の選挙関係の世論調査では、回答者数のうち60歳未満は、約25%でした。つまり若い方は最後まで答えずに電話を切っているのではと推測します。マスコミが出す世論調査も同様で、実態の年齢構成よりも60歳以上の方の声が色濃く出ており、安倍政権の内閣支持率が下がらないのは、昭和の時代の成功体験を知っている年齢層が、支持しているからではと推測します。
一方、鳥取県の先の参議院選挙での、投票総数のうち60歳未満は約50%でした。世論調査の割合より実際の選挙での投票の割合の方が、60歳未満の意思が反映されているように考えます。しかし、実際の有権者人口のうち60歳未満は約55%です。60・70歳代の投票率は、75%前後です。それに比べ20・30歳代の投票率は50%前後です。若い世代の投票率は、まだまだ低いです。
若い世代に、税金の集め方と使い道を決める政治や選挙に関心をもっと持ってもらえば、世論調査や今の選挙結果とは違う結果になるかもしれません。